読書43『ドグラ・マグラ 月蝕版』
ドグラ・マグラ 月蝕版ドグラ・マグラ 月蝕版
(1998/11)
高取 英

商品詳細を見る

doguramagura2.jpg
大正時代の精神病院にいる一人の青年。彼は「心理遺伝」によって数々の恐しい事件を起こしたとされるのだが…。夢野久作の奇著を舞台台本にリライトした、高取版「ドグラ・マグラ」。
【評価】
☆☆☆☆☆
【感想】
推理小説用語に“不可能犯罪”などという矛盾した言葉があるが、この戯曲は正にソレである。
よく、あの長い脳髄を融けさせるような夢久の文体を、たかだか2時間の戯曲に脚色できたものだ。
しかも、夢久の『ドグラ・マグラ』は、途中解読不能とも思える文章が多々出てくるが、この脚本はまったくもって分かりやすい。
『ドグラ・マグラ』の解説書といっても通るし、高取氏の幻想ワールドにもしっかりなっている。
読み終わった瞬間に「お見事!」と、声に出して言ってしまった。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

【2008/07/18 17:27 】 | 2008読書 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
<<マンガ133『嵐が丘』 | ホーム | マンガ132『罪と罰』>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
| ホーム |