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読書『根津権現裏』
根津権現裏 (新潮文庫)根津権現裏 (新潮文庫)
(2011/06/26)
藤澤 清造

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根津権現近くの下宿に住まう雑誌記者の私は、恋人も出来ず、長患いの骨髄炎を治す金もない自らの不遇に、恨みを募らす毎日だ。そんな私に届いた同郷の友人岡田徳次郎急死の報。互いの困窮を知る岡田は、念願かない女中との交際を始めたばかりだったのだが―。貧困に自由を奪われる、大正期の上京青年の夢と失墜を描く、短くも凄絶な生涯を送った私小説家の代表作。
【感想】
ひとつの作品が、ひとりの読者の人生を変えることがある(しかもこの場合、たったひとりきりの人生といっても過言ではなかろう)。
そういう意味で、この作家の執念が感じられた。
藤澤氏がいなければ、おそらく芥川賞作家である、いまの西村氏は存在しなかったことだろう。
それはこの小説を読むとよくわかる。
執拗なまでに文体をまねた西村氏の作品からもわかるように、この小説では藤澤氏の執念が迸っている。
藤澤節が西村節となったいま、この後どう西村氏が変化していくのか、さらに楽しみである。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

【2012/06/28 09:41 】 | 2012年のお気に入り | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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