ひとりごと
いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。前世の記憶もないまま、借りものの体でぼくはさしてめでたくもない下界生活にまいもどり…気がつくと、ぼくは小林真だった。 【評価】 ☆☆☆☆ 【感想】 風邪をひいて、頭が回らない状態でもサクサク読ませる絵都と筆致はさすがである。 オチは予想通りなのだけど、それに至るまでのストーリテイリングは、正直に感嘆する。 これをハートウオーミング・コメディーと紹介しているところがあったが、語彙の少ない出版関係のたわごととして、まったく無視していいと思う。 最後の最後まで、ワクワクしながら読める、上質な児童文学であるとともに、オトナにも読めるエンターテイメント作品であることには間違いはない。 森田芳光監督で映像化されているらしいけど、映像よりもこれは文章で読んだほうが数倍面白いと思う。(映画は観てないけど) 風邪をひいてるときにお薦めです。 |
【評価】 ☆☆ 【感想】 人気脚本家の岡田惠和が初めて書き下ろした、同名の小説を映画化したってことで観てみた。 ゲロゲロ。 テレビでいいじゃん。映画にする意味って? ていうか一つも新しい素材使ってないし。ありきたり過ぎる御話だし。 でてくる登場人物が、素人の脚本によくでてくる、全く欠点のないいいヒトばかり。 うそ臭い人物設定に、表面的なことでしか動かない登場人物。 1943年の同じタイトルの映画と、なにか繋がりがあるかと思えば、まったく何もなし。 だったら、このヒネリもなにもないタイトルは如何なものか? これが時代の先端をいっている作家の書く本かと思ったら、ものすごく悲しくなってしまった。 |
首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は―!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。 【評価】 ☆☆☆☆☆ 【感想】 久しぶりに、面白い本格ミステリを読んだ。 悩める探偵(作家)法月綸太郎復活! 悩んでいるのは、果たして探偵のほうか、作家のほうか、 実は両方なんですねぇ。 文庫本の巻末に、「法月綸太郎インタビュー by貴志祐介」がついていて、そこを読むと、いかに悩める作家は悩める探偵を書き上げているのかがよーく分かる。 法月綸太郎って、どっちもだけど、ものすごーく真面目なヒトなんですね。 |
【評価】 ☆☆☆☆☆ 【感想】 やっぱ面白い。 一つの限定された場所で、よくここまで話が作れるものだと感心する。 最近、舞台の芝居をわざわざ映像用に撮る監督というか演出家がいるけど、(三谷さん、あんだよあんた)そんなものより数倍面白い。 このDVDは、以前塾長さまから借りたことがある。 ひょっとしたら、このフランシス・ヴェベール監督の作品全部もってるかもしれない(金持ちだから)ので、今度他の作品も借りて観ることにしよう。 |
【評価】 ☆☆ 【感想】 ああ、分かる分かる…って内容。 それ以外にない。 ようは、誰かの愚痴を映像化したようなもの。 ああ、それ分かる分かる。 で?それがなによ? タイトルも、なにこれ? はぁ〜 あ、でも最後まで観れたから、そんな悪い映画じゃないかも。かも。 |
【評価】 ☆☆☆ 【感想】 観終わってすぐの感想は面白かった。 けれど、時間が経つにつれて、ちょっと待てよ…… となった。 だって、あの映画にでてくる男性って、ちょっとね。 インチキ臭い男が行く先々にいて、ちょっかいかけてきたかと思うと、オチであんな風に使われたら、話の筋をこしらえるためだけに登場する人物になってしまう。 作者のご都合で、書かれた人物を見せられる観客の立場って何? That's all.←興味なさそうなニュアンスで。(理由は本編を観てね) |
精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する。 【評価】 ☆☆☆ 【感想】 なるほど、面白い。 アニメのほうを最初に観てから読んでも面白い。 ただし、小説をまんま映像化できなかった理由もわかる。 この小説に出てくる女性のキャラって、たぶん女性からは反感買うだろうなぁ。 ものすごくオトコの都合にいいようなキャラだし。そういう意味では、ものすごく評価が低くなるんだけど、やっぱこの世界観はすばらしい。(なんのこっちゃ?) ウンチクなどない、一流のエンターテイメントになってました。(ほんとかよ?) |
【評価】 ☆☆☆ 【感想】 けっきょく子供向けに作っちゃうんだぁ? ていうか、子供向けに作るとこんなんなっちゃうよね。っていう典型的な映画。 見る前から、もう何千回も見たり聞かされたりしてるような、奥行きのない話。 ようはイジメられっ子が、ハットリ君と会うことによって……って、バカでも考えつきそうな内容。 でもさぁ…… 以前、別の映画を観るために映画館いったら、同じ劇場内でこの映画の初日にぶつかったんだよね。(舞台挨拶があったらしい) 来てる客のほとんどが、スマップ香取慎吾のファンだったけど、彼女たちはこれで満足したんですかねぇ? |
【評価】 ☆☆☆ 【感想】 昔、ここの一階にあった、センチュリー21(不動産屋ではない)って店よかったんだけどなぁ。 衣料品とか、ニューヨークのくせにムッチャ安かったし。 って、ことを思い出した。 ていうか、この映画かなりビミョーだなぁ。 こんな風に映画にしてしまうって、どうなのよオリバーさん(ツイストではない)? |
村上龍氏絶賛! 「倒壊の陰にある希望、裏切りと同意語の救済。閉塞と共存する解放、虚構に身を隠す現実。」 関東平野のど真ん中、開発途上の大宮の地にそびえ立つ、地上35階建ての巨大スパイラルビル。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人の運命が交差するその建設現場で、積み重ねられた不安定なねじれがやがて臨界点を超えるとき。鮮烈なイメージと比類ない構想、圧倒的な筆力で<現代>のクライシスを描く芥川賞・山本賞作家の傑作長篇小説! 【評価】 ☆☆☆ 【感想】 どこか歪んでねじれているヒトじゃないと、ちょっと理解するのむずかしいんじゃないかなぁ? あ、もちろん、わたしは大いに感銘しました。(歪みすぎた性格なので) |
放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。 【評価】 ☆☆☆ 【感想】 読んだのはこの↑新しいほうではなく、先日小田原城の近くの古本屋で、無意識のうちに表紙買いしてしまった、 ![]() こちら↑のほう。 文章や表現が古いけど、これぐらいの古さって、古典とかとちがって、どこかくすぐったいような気恥ずかしさを感じてしまう。 角川のSFジュブナイルって、これは貴重な名作がそろっていたんだよね。 確か「ミラーマンの時間」ってのもなかったっけ? 全部またそろえるかなぁ。 もちろん表紙買いって意味で。 さて、新年早々もっのすごくヘタレな本そ読んでいますが、みなさまはどんな本を読んでいるのでしょうか? 毎年、年初めに小難しい本ばかり読んでいる塾長がなにを読んでいるか気になるところ。 え、「カラマーゾフの…」の新訳本!? それじゃあ、わたしも長編に挑戦しようかなぁ。「暗黒館の殺人」とか?(長そう……) |
【評価】 ☆☆☆☆ 【感想】 ディズニー映画は忘れて観てね。 あ、あとぉ、コリン・ファレルがキャプテン・スミスでいいんかい?って突っこみもなしね。 そうすると、すばらしい映画になるから。 とてもポエティックな映画でした。 映像もすばらしい。さすがマリック(あ、手品師の方じゃなくって)。 |
【評価】 ☆☆☆☆ 【感想】 蓼科高原映画祭で、この監督をナマで見た。 ていうか、隣のグループがその集団だった。 れいの監督居酒屋で。 映画祭に出展してた映画の評判は「…………」だったけど、この映画はいい。 けっこう、ていうか、かなり好きです。 セイシュンなんだなぁ。(ソンちゃん、おもしろすぎ!) |
【評価】 ☆☆☆ 【感想】 芥川賞受賞作の全集を借りていたので、読み返してみた。 前回読んだときの感想は「何じゃこりゃ?」だった。 けれど、今回読んでも「何じゃこりゃ?」だった。 小説内で前半部分と後半部分の分裂が、どうも気になってしょうがない。 ってことよりも、一番大事なことは、この作品に賞を与えるべきではなかった。 現在の芥川賞がこんなふうになってしまった原因の発端のような気がしてならない。 |
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